“ハロプロ以外”を選ぶメンバー

藤井梨央ちゃんの契約終了の発表から、2日が経ちました。

藤井本人にとっても、あるいはファンの方にとってもこれで良かったのかもしれませんね。

藤井自身も、今の状態で続けるのは本人のためにもならないでしょうし、
ファンも、今の藤井を見るのはつらいでしょう。

問題があるとしたら、ここにいたるまでの事務所の対応が正しかったのか、否か、ですね。

この事態をあらかじめ予見できなかったのだろうか? 

この“契約終了”の判断は、もう少し早く、行うべきではなかったのではないか、どうか?

今回の件を受けて、事務所も反省をしてほしいですね。



さて、本日はここ最近のハロプロの卒業・脱退を振り返っていきたいと思います。

道重さゆみの卒業以降、ハロプロの卒業・脱退、及びその予定者は以下の通りです。


道重さゆみ
Berryz工房
島村嬉唄

鞘師里保
鈴木香音
稲場愛香
工藤遥 (予定)

この他にも、相川茉穂はすでに半年以上休養中ですし、
浅倉樹々も現在療養中です。


青字で示したのは、僕が、
精神的な理由によって卒業・休養を決めたと思っているメンバーです。

公式発表での理由は違うのですが、
卒業にいたるまでの過程や卒業前後の言動から、
僕自身は精神的な負担によるものだと思っています。

こういうメンバーもここ数年目にみえて増えましたね。



今回触れるのは、赤字で示したメンバーです。

このメンバーは、ハロプロ(アップフロント)以外の道を選んだメンバーです。

こういうメンバーもここ最近増えた気がします。

前までは、“卒業”と言えば、

ハロプロを続けるか、やめるか

の選択だったと思います。

学業専念”を理由に辞めるメンバーもいましたが、
殆どの場合それは方便であって、
本気で勉強をするために辞めたとは思えません。

たとえば前田憂佳ちゃんや小川紗季ちゃんなどが、
本気で勉強をやる”ために辞めたと思っていたファンの方はあまり多くはないでしょう。

学業専念というのはあくまで方便であって、
彼女たちは“ハロプロをやめる”判断をしたということです。

その先に明確なビジョンがあるようには見えませんでしたし、
そういう卒業は今までも結構ありました。


ここ数年は

ハロプロを続けるか、他の道にいくか

の二択で他の道を選ぶメンバーが増えたなという印象です。


田村芽実ハロプロよりも、演技の道を。

嗣永桃子ハロプロ(芸能界)よりも、幼児教育の道を。

藤井梨央ハロプロよりも、学業を。

工藤遥は、ハロプロよりも演技の道を。



それぞれハロプロと、それ以外の道という二択においてハロプロ以外を選んでいます


この中で、工藤遥のような卒業は今までにもありました。

ハロプロを卒業し、アップフロントに籍を残して活動を続けるという形ですね。


上記の3パターンは、今までにほとんどないものです。

田村アップフロントを離れて、演技の道に進みました。
アップフロントにも演技部門はありますが、しかし田村はその選択はしなかった。


嗣永は、芸能界からも引退をしてしまいました。
今のハロプロ及びアップフロントで彼女ほど、“成功”していたタレントはいないでしょう。
そんな彼女が、現在の地位を自ら離れて幼児教育の道を選んだ。

それだけ幼児教育への思いが強かったといえばそれまでですが、
自他ともに認める“生粋のアイドル”がアップフロントを離れる決断をしたのは、
果たして幼児教育への思いからだけでしょうか?


藤井にかんしては、大学に進学してわずかの間での卒業の決断です。
彼女の学業専念が方便ではないことは、彼女の学力と今までの勉学への取り組みからもわかるでしょう。
本気の学業専念”も、今までにはないことです。



メンバーがハロプロ以外の道を選ぶということは、
言い換えればハロプロ(アップフロント)がタレントから見限られたということです。

他の道を選べるということは、そのメンバーに他の道でやっていけるだけの能力があるということです。

能力のある人間の流出。これは組織にとって最も避けたい事態のはずです。


ここ数年の“人材流出”について、アップフロントは本気で内省することがあるのではないか?

ここ数年のように人材が流出し続けていたら、ハロプロに未来はないのではないか?

僕は結構本気で心配しております。