ハロプロの新体制を批評する 【Juice=Juice編】
今回は長いです(笑)
※ハロプロ新体制
モーニング娘。’17 ⇒ 森戸知沙希
アンジュルム ⇒ 船木結、川村文乃
Juice=Juice ⇒ 段原瑠々、梁川奈々美
新グループのリーダー ⇒ 一岡伶奈
ハロ!ステ号外 ~ハロー!プロジェクト2017新体制決定スペシャル~
ハロプロの新体制について、今回はJuice=Juiceについて考えていこうと思います。
Juice=Juiceには、段原瑠々と梁川奈々美の2人が加入することになりました。
これは、評価が分かれる人選でしょうね。
僕自身はハロプロDDでかつハロプロ研修生のファンですから、
研修生からの昇格があるということは無条件に嬉しいです。
しかしもし自分がJuice=Juiceの専ヲタで、研修生に興味がなかったら今回の発表を喜べていただろうか。
正直難しいような気がします。
今回昇格・移籍が決まっていたメンバーの中で、
ハロプロ各ユニットのファンが「うちのグループに来てほしい!」というメンバーはおそらく
森戸知沙希≧船木結>川村文乃>梁川奈々美≧段原瑠々>一岡伶奈
のような順ではないのかと思うのです。
森戸と船木、梁川と段原についてはあるいは逆という人も多いかもしれません。
モーニング娘。’17、アンジュルムの新加入メンバーに比べると、
Juice=Juiceに加入の決まった2人の期待度は低いと言わざるを得ないでしょう。
好みの分かれるメンバーでしょうし、失望するファンがいるというのもある程度は仕方のないことかもしれません。
特に、段原瑠々ちゃんでしょうね。
好みが分かれるのは。
これに関しては僕自身もかつて、
彼女が鳴り物入りで研修生に入り、
ハロプロ研修生の診断テストで即ベストパフォーマンス賞を獲る過程において一種の“嫌悪感”のようなものを感じていたことがありました。
“鞘師の後輩だしどうせ昇格ありきだろ”
“研修生には腰掛け程度でいるだけですぐに娘。入りするんだろ”
などと否定的な見方をしていた過去があるだけに、
もし今Juice=Juiceのファンの方が彼女の加入に対して失望を感じていたとしても、
僕にそのことをどうこう言う資格はありません。
しかし、研修生の活動を通して彼女を知るにつれて、
彼女に対する見方と印象はどんどん変わっていきました。
もちろん良いほうに、です。
上でも触れたように、彼女は小学6年生でハロプロ研修生に入って、
中学1年生の春にはもうハロプロ研修生の“実力診断テスト”でベストパフォーマンス賞を獲りました。
中学1年生の時点で、ハロプロ研修生でトップのパフォーマンスだと認められたわけです。
しかし、そこからが長かった。
ハロプロファンはもちろん、もしかしたら段原本人も“早い段階での昇格”を意識していたでしょう。
しかし結局、彼女は中学時代の3年間を研修生として過ごします。
正確には、小学6年生で入って、今年昇格が決まる高校1年生まで、
約4年を研修生として過ごしました。
彼女の研修生の同期は山木梨沙・横川夢衣・新沼希空・大浦央菜・羽賀朱音・船木結の6人です。
同期がことごとくデビューし、また研修生から去っていく中で、加入半年でベストパフォーマンス賞を獲った段原が結局一番長く研修をすることになりました。
彼女の約4年の研修生時代の中で、後半の2年間ほどは正直もう研修することなどないような状態だってでしょう。実力的には。
それでも彼女は決して腐らずに、真面目に懸命に研修生活動を続けてきました。
彼女の実姉はローカルアイドルをやっていますし、
48グループでも、瀬戸内を中心とするグループ(STU48)が出来ました。
同期の進退が次々と決まっていく中で、彼女には“ハロプロ以外の道”も選択肢にあったはずです。
しかし、同期で最後の一人になるまで研修生を続け、“ハロプロでのデビュー”を待ち続けた。
この事実に、一ハロプロファンとして、感動しています。
ここまでハロプロを愛してくれた段原瑠々だからこそ、
同じくハロプロを愛するファンの人には彼女を受け入れてあげてほしい。
それが僕の率直な思いです。
ただですね。ここまで熱く語っておいてなんですが、
実は僕は彼女がJuice=Juice及びハロプロファンに受け入れられるかについて、ほとんど心配していません。
必ず、受け入れられるはずです。
最初はある程度の反発があっても、
時間がそれを解決してくれると思います。
彼女のパフォーマンスにはそれほどの魅力がありますし、
なにより彼女は“良い子”なんです、本当に。
“応援してあげたくなるような子”です。
それこそがアイドルにとって何にも勝る強みでしょうし、彼女にはそれがあります。
だから、大丈夫。
ただ良い子すぎて自己主張の強い方ではないので、
そこに関しては不安ではありますが。
むしろ、僕が心配をしているのは梁川奈々美ちゃんの方ですね。
彼女に対しては、期待値が高すぎる気がします。
僕が個人的に彼女に感じている印象は、すべてが平均より少し上、というものです。
欠点という欠点もないですが、何か突出するものもない。そんな印象です。
トークが面白いというのも、ももちなどのサポートがあって成り立っている場面が多いです。
彼女が自分の実力で、トーク力で笑いをとっている場面というのはあまり多くない気がします。
彼女はただ、真面目なことを一生懸命に言っている。
その姿が、その様が、結果的に面白いというのが、彼女の“面白さ”の実態ではないでしょうか。
そしてそれは、多くはももちなどカントリーメンバーが、彼女をそうさせてあげている面が大きい。
カントリーのサポートが無くなり梁川が単独になったときに、果たしてどこまでトークで魅せられるのか、それはまだまだ未知数です。
是非とも温かい目でみてあげてほしいですね。
以上新加入の2人を個々に見てきました。
それぞれに魅力的な子ではあるのですが、
しかしこの2人の組み合わせには何か意図があるのでしょうか?
同い年(高校一年生)ということ以外は特に共通点もないですし、
この2人の組み合わせによって何か相乗効果を狙えるとも思いません。
コンビで売るには身長は勿論性格も含め、デコボコすぎる2人ですし、
ライバルとして意識するには、それぞれの得意分野で隔たりがありすぎます。
つまり、1+1が、2にしかならない2人じゃないか。
2人加入させる以上は、1+1が3にも4にもなり得る、そういう期待感が必要だと思うのです。
最近のやなふな(梁川・船木)や、今回の発表でもアンジュルム加入の2人(船木・川村)には、
そういう、この2人が何かしら“化学反応”のようなものを起こしてくれるのではないかという期待感がありました。
そういう意味では段原・梁川の2人には、この2人であることの期待感が薄いのではないか。
それゆえに、個々のメンバーに対する不満にあいまって、
“この2人”であることに対する不満もあるのではないだろうか。
この2人の選出に対する批判の声が多いのにはそんな要因もあるように思います。
最後に、Juice=Juiceの現メンバーについて。
リーダーの宮崎由加を含め、現メンバーが新加入メンバーを温かく迎えてあげていたことに安心しました。
ずっと5人でやってきて、新加入を経験していないメンバー達ですから、
今回のことに関しては各々思うこともあったでしょうが、そんな姿を一切見せず、
温かくメンバーを迎え入れる姿を見て、“大人のグループ”だなと新たな魅力を発見するような気持ちになりました。
そしてこの5人なら、新たなメンバーを迎えた新生Juice=Juiceでもうまくやっていけるのではないか。
そんな明るい未来を感じました。
せっかく新メンバーを迎えたのですから、
グループとしてより一層パワーアップして、これからも末永く続いていってほしいなと思います。
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