船木結のトーク力
まずはこれをお聞きください。
山木梨沙と船木結のラジオです。
16:31~ です。
ここではトーク力とは、“相手”に伝えたい事や自分の思いを伝える能力”とします。
今回の場合はラジオなので、相手とは、話し相手である“りさちゃん”と、ラジオを聴いている“リスナー”です。
以下、書き起こしです。
お便り
「カントリーガールズの皆さんこんばんは。りさちゃんとむすぶちゃんと言えばハロプロ研修生の同期ですよね。
そこで質問なのですが、むすぶちゃんはりさちゃんがカントリーガールズに加入が決まったとき、りさちゃんはむすぶちゃんがカントリーガールズに加入してきたとき、お互いどんな思いでしたか?」
船;そうだね、むすぶはね、ホントは悔しいと思わなければいけないかもしれないんだけれど、ライバルとしてね。
けどね、正直1ミリもなかったて言ってもいいくらい、
山;悔しい気持ちが?
船;うん。なくて、純粋におめでとうっていう気持ちだったの。
やっぱりりさちゃんは同期の中でも最年長だったし、最年少のむすぶには、頼れるお姉さんっていう存在で、いつも先頭きっていて、レッスンで“新メンバーは前のほうにいって”っていわれても二列目とかに行っちゃうけどそこで先頭きってくれるのがりさちゃんで、そういう風についていっていた。そういう印象は今でも変わらない。そういうのもあったし、大人じゃん?
山;お、大人よ!
船;高校生で入ったから、大人だったじゃん。すでにね。
山;そうだね。
船;だから、純粋に、“あ、まだりさちゃんと一緒にいれる。会える”って思ってすごいうれしかったの、むすぶは。
山;ええぇ~!なにその泣けるエピソード!!
船;感動だよね!
山;感動だよ!!
船;深いわぁ~。
山;ふか、、自分で言うなッ!!
(笑)
船;りさちゃんはどうですか?
と、こうなるわけです。
注釈も入れつつ細かく見ていきますと
~お便り略~
船;そうだね、むすぶはね、ホントは悔しいと思わなければいけないかもしれないんだけれど、ライバルとしてね。
けどね、正直1ミリもなかったて言ってもいいくらい、
山;悔しい気持ちが?
船;うん。なくて、純粋におめでとうっていう気持ちだったの。(←お便りに対する答え)
やっぱりりさちゃんは同期の中でも最年長だったし、最年少のむすぶには、頼れるお姉さんっていう存在(←二人の関係性)で、
いつも先頭きっていて、レッスンで“新メンバーは前のほうにいって”っていわれても二列目とかに行っちゃうけどそこで先頭きってくれるのがりさちゃんで、そういう風についていっていた(二人の具体的なエピソード)。
そういう印象は今でも変わらない。そういうのもあったし、大人じゃん?
山;お、大人よ!
船;高校生で入ったから、大人だったじゃん。すでにね。(相手とのかけ合い)
山;そうだね。
船;だから、純粋に、“あ、まだりさちゃんと一緒にいれる。会える(キラーワード)”って思ってすごいうれしかったの、むすぶは。
山;ええぇ~!なにその泣けるエピソード!!
船;感動だよね!
山;感動だよ!!
船;深いわぁ~。(ボケ)
山;ふか、、自分で言うなッ!!(ツッコミ)
(笑)(オチ)
船;りさちゃんはどうですか?
とまぁよく当時14歳で中学2年生だった子がとっさにこれだけのトークの組み立てができるなと感心するばかりです。
ある種しんみりしたような、感動的な空気になった後にしっかりオチを作ってフラットな空気で相手にトークのバトンを渡すのもさすがですね。関西人とはいえ。
相手に思いを伝える、相手を自分の話に引き込むという点に関しては、船木がキラーワードを言った後の山木さんの声のうわずりで、いかに山木さんが感動しているかがわかるでしょう。
トークのバトンを渡された時もまだ若干冷静になりきれていない感じですしね。
また、リスナーにもふたりの関係性をしっかりと伝えていてあますところがない。
何より凄いのは、これ、全部で1分20秒ほどの会話なんです。
長く話していいのであれば、ある程度の情報を伝えることは誰でもできると思うのですが、
1分20秒の中でしっかりと伝えるべき情報を入れ、相手とのかけ合いもし、キラーワードをはさみ、オチをつけて相手にトークのバトンを渡す。
これだけあざやかなトークのできるハロプロのメンバーはなかなか他にいないでしょう。
以上、船木結のトーク力がいかんなく発揮されたシーンを紹介しました。
こういうのを聞くと、船木結ちゃんにラジオのMCをやってもらいたくなりますね。ハロメンが毎回ゲストに来るような。
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