こぶしファクトリーメンバーの“兼任”の難しさ

 

こぶしファクトリーの今後についての予想。

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2.【こぶしの今後②】研修生から新メンバーを迎え、継続の道 - ハロプロ批評ブログ

  こぶしファクトリーの追加メンバー本気予想 - ハロプロ批評ブログ

3.【こぶしの今後③】カントリー・ガールズ同様“実質解体”、メンバーは兼任へ - ハロプロ批評ブログ 

 



前回の記事に引き続き、
今回はこぶしメンバー“兼任”の道について考えてみたいと思います。

こぶしの3人(浜浦彩乃野村みな美井上玲音)はどこに移籍・兼任するのが効果的なのか。


まず井上玲音に関しては、どこでもいけると思います。

ルックスもスタイルも良く、パフォーマンス能力もある。

さらに高校1年生という年齢を考えても、
どこに入っても即戦力で、どのグループにもプラスの存在になると思います。


難しいのは浜浦彩乃野村みな美の2人で、
難しいポイントはただ一つ。

この2人はベテラン過ぎるのです


娘。の新加入メンバーとハロプロ兼任メンバーの例をみると、

新加入(昇格)メンバーに関しては、
それまでの関係性をリセットし“後輩”として加入させています。

羽賀朱音加賀楓との関係は、
研修生では加賀が先輩でしたが、加賀の娘。加入後は“昇格順”が優先されて加賀と羽賀の先輩後輩関係は逆転しました。

グループの歴史やグループ内の人間関係を考える上では自然な措置とも言えるでしょう。



一方で兼任メンバーに関しては、
それまでの関係性が持ち越されます

娘。14期の森戸知沙希が13期の加賀横山、さらに12期の4人に敬語を使うことはないですし、
アンジュルム6期の船木結が5期の笠原桃奈や4期の上國料萌衣に敬語を使うこともないです。

兼任となったからといってそのメンバーの正規メンバーとしての活動歴がリセットされるわけではないですし、
この措置も兼任メンバーの立場を考えれば自然な措置と言えるでしょう。


以上のことを踏まえ、浜浦・野村の兼任について。

上記の“兼任のルール”に従えば、
浜浦・野村はそれまでの人間関係を持ち越した上での兼任であり新加入となります。

ハロプロ研修生の出身者はグループ外の横の関係においては、
基本的には研修生時代の上下関係を引き継いでいます。

勿論個人個人の人間関係によって上下関係が解消される場合もありますが、
金澤朋子などは今でも多分“浜浦さん”、“野村さん”と呼んでいるのではないでしょうか。


浜浦・野村・井上玲と、カントリーの兼任メンバーである森戸・船木・梁川
研修生時代の上下関係からみてみますと、

11期・ (浜浦彩乃)
13期・ (小田さくら)
14期・ (植村あかり)
15期・ (室田瑞希)
16期・ (山岸理子野村みな美)
17期・ (金澤朋子一岡伶奈岸本ゆめの加賀楓牧野真莉愛和田桜子) 
18期・ (佐々木莉佳子) 
19期・ (稲場愛香) 
20期・ (山木梨沙新沼希空段原瑠々羽賀朱音船木結
21期・ (相川茉穂) 
 (森戸知沙希)
22期・ (浅倉樹々・小野田紗栞・小片リサ広瀬彩海・谷本安美・井上玲音) 
23期・ (高瀬くるみ) 
24期・ (小野瑞歩・梁川奈々美・秋山眞緒・笠原桃奈
25期・ (清野桃々姫) 
26期・ (川村文乃・横山玲奈)
 

となり、浜浦・野村がいかにベテランであるかがわかります。

浜浦は
娘。では小田さくらの“先輩”であり、
アンジュでは室田の“先輩”、
ジュースでは金澤の“先輩”となります。

一方野村も
娘では牧野・羽賀の“先輩”であり、
アンジュでは佐々木の“先輩”、
ジュースでは金澤の“先輩”です。


すでにそのグループでの活動歴も長く、
中堅以上とも言えるメンバーの“先輩”である浜浦と野村が、
兼任ということで、“先輩”としての人間関係のまま入ってきた場合、
それまでそのグループしか見ていないファンはやはり“違和感”を感じるのではないでしょうか。


具体的には、
浜浦が娘。に入って小田さくらを「小田」と呼んだり、
野村がJuice=Juiceに入って金澤朋子を「かなとも」と呼ぶ姿をファンは違和感なく見れるでしょうか?

僕自身は研修生ファンなのであまり違和感は感じないのですが、
娘。やJuice=Juiceのファンにとってはやはり違和感が強いのではないでしょうか。

個人の人間関係は別にして、そのグループで積み上げた歴史というものもあります。


こぶしのごたごたを見ると、
このような細かいともいえる人間関係なども、やはり考慮する必要はあるでしょう。


以上のことを考えると、浜浦や野村の兼任というのはどうにも“厄介”で、
可能性としてはあまり高くはないのではないかと思います。