【ハロプロ研修生検証②】 “特異”な加入、研修生22期 【12期合宿組・トレイニー】

先に書いた通りこれから僕なりに過去の研修生の加入・昇格について検証していこうと思っています。


その検証の中において、

ハロプロ研修生22期の９人のみは例外とし、検証の対象から除外します。

というのも、この期のみは加入の経緯もその後の昇格についても他の期と比べ異質過ぎて、
他の期と同様に検証するのには適しないと判断したからです。

ハロプロ研修生22期加入のメンバーは９人で、
このうち過半数の５人が研修半年以内で昇格しています。

これがいかに“異例”な数字かは、この期を除けば、
ハロプロエッグがハロプロ研修生と改称されてから加入した15期以降27期のメンバーまでで、
加入半年以内で正規メンバーに昇格したのは、全５５人中たった４人なのです。

具体的には金澤朋子の研修３カ月を“最短”として、
横山玲奈が４カ月、相川茉穂が５カ月、梁川奈々美が６カ月です。

この数字をみてもこの期というのが“異質”で、
他の期と同様に扱うことが適切ではないことがわかると思います。





22期の９人は、

浅倉樹々、小野田紗栞、谷本安美、橋本渚、堀江葵月、小片リサ、島野萌々子、広瀬彩海、井上玲音　です。

このうち浅倉、小野田、谷本の３人は12期オーディションの最終候補生で、
橋本、堀江、小片、島野、広瀬、井上玲はナイスガールトレイニー出身です。


娘。12期の最終候補組は、合格した尾形春水、野中美希を含めて９人いて、
未だに名前のわかっていない１人を除いて全員が正規メンバーに昇格しています。

具体的には、合格した尾形春水、野中美希
カントリー・ガールズオリジナルメンバーの島村嬉唄、小関舞
つばきファクトリーオリジナルメンバーの浅倉樹々、谷本安美
アンジュルム４期メンバーの上國料萌衣
つばきファクトリー２期メンバーの小野田紗栞です。

合宿参加の９人中名前の公表された８人全員が昇格していることからも、
研修生を経由した３人についても、“昇格ありき”だったと見るほうが適切だろうと思います。

また、トレイニー出身のメンバーについては、
個人的にはハロプロ研修生への新加入というよりも、
ナイスガールトレイニーからハロプロ研修生への移籍という扱いなんだと思います。
少なくとも事務所の扱いとしては。

広瀬と井上玲の２人は、ハロプロ研修生に加入してからわずか１～２週間で昇格が告げられたとも言われていますし、初パフォーマンスまで日程を考えると実際そんなものでしょう。

ハロプロ研修生では研修生内でも“特待生”だと思われていた金澤朋子でも昇格まで３カ月かかっていますし、
誰がどうみても昇格ありきの加入であった佐々木莉佳子でも１年半以上の研修をしています。

仮に昇格ありきの加入だとしても研修生にした以上、普通そのメンバーの人となりを見極めるために一定期間は研修生に置いておきます。その期間は最短でも金澤の３カ月くらいは必要でしょう。

そう考えると、広瀬・井上玲の１～２週間はあまりに短すぎるのです。

ここからみるに、トレイニー出身のメンバーに関しては、
トレイニーでの活動期間も昇格を決める判断要素として加味されていたと考えるべきでしょう。

つまり実質的には新加入の研修生というよりもトレイニーからの移籍と見るべきで、
トレイニーでの研修期間も引き継いでいたと考えるのが、自然なのではないでしょうか。

とするならば、全くのゼロから研修生に加入した他の期のメンバーと比べるのは、適切ではないと判断しました。


以上がこれからの検証においてこの22期を検証対象から除外する理由です。