岸本ゆめのの魅力と課題と、ももちの“教育”
前回の記事の続きです。
前回は岸本ゆめのに確かな魅力と実力があり、
またその力を活かすだけの精神力を備えてることを書きました。
一方で、“自己アピール”力の弱さにも触れました。
本当は、こういう子こそ“嗣永塾”でももちに見てもらいたかったな、と今切実に思います。
カントリー・ガールズの船木結も、実はあまり“自己主張”をするようなタイプではありませんでした。
それゆえにカントリーに加入した当初は“自己主張の鬼”のような梁川奈々美に存在感においてはかなり押されていましたし、トークでは後塵を拝していました。
トーク力の問題ではなく、“気持ち”の問題なんですよね。
船木の場合はももちの元で活動することによって、
“自分が出るべき場面”、“自分が出ていい場面”を学べたんだと思います。
それによって、根拠を持って、自信を持って自己主張が出来るようになったのだろうと思います。
結果、“自己主張をすること”への不安のようなものがなくなったのではないか。
ちなみに梁川の場合には全く逆の“教育”だったでしょう。
彼女には加入当初から“自己主張”への躊躇などは微塵もありませんでしたし、
彼女が嗣永塾で学んだ(学ばされた)ことは、
“自分が出るべきではない場面”、“自分が出ない方がいい場面”だったと思います。
これに関してはカントリー・ガールズのDVDマガジンなどにもそれをうかがえる場面はありますね。
グループとして活動していく以上、大事なのは“個人”か、“グループ”かは常に重要な課題です。
勿論ベストはグループのためにもなり、個人のためにもなることでしょう。
自分が主張することによって、それがグループのためにもなるというのが理想です。
しかしそれを可能にするためには、よほど強い(図太い)精神力か、
自分の行動が正当であるという精神的な根拠が必要でしょう。
前者は生まれつき(性格)で、後者は後天的(成功体験・自信によるもの)なものだと思います。
岸本の場合、彼女が自己主張を出来るようになるためには、
後者の、成功体験や自信が必要なのでしょう。
しかしこれはなかなか独りでは得難く、彼女を導いてくれる“先輩”が必要とされるのですが、
現状それを得ていないというのが、彼女の不運ですね。
これはまぁ、彼女に限らず多くのハロメンにも当てはまることなのですが。。。
そういう意味では嗣永桃子(ももち)という先導者を得たカントリー・ガールズのメンバーはとてつもなく“幸運”だったと言えますね。
少し話がそれました。
結局何が言いたいかと言うと、
“岸本ゆめのもっと売れろ!自己主張頑張れ!!”です。
岸本ゆめのちゃんがしっかりと“自分のために”自己主張・自己アピールができるようになったとき、
彼女はハロプロにおいてもう一段上の存在になれると、そう信じています。
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