研修生発表会にこぶしファクトリーを出す“意味”

9月の研修生発表会への、こぶしファクトリーの出演が決定したそうです。

すでに何回か述べたとは思いますが、僕はハロプロDDであると同時に、
ハロプロ研修生のファンです。

現研修生及び、研修生の卒業生をハロプロでは特に応援しています。

その立場から個人的な意見を言わせてもらいますと、
今回のこぶしファクトリーの出演には、反対です。

研修生発表会というのは、ハロプロ研修生日頃の研修の成果を発表する場
ですし、少しでも多くの研修生に見せ場をつくるべきでしょう。


こぶしファクトリーは、2015年にはすでにメジャーデビューを果たし、
同年、第57回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。


2017年9月、まだ“研修生公演”に出演するのですか?

事務所は、こぶしファクトリーのメンバーに、研修生のメンバー達に、
なんといってこの出演を伝えたのだろうか。


6月の研修生発表会は、こぶしファクトリーに加え、
一岡・高瀬・清野・川村は全休、
大阪公演はさらに井上ひ・段原・前田・山﨑が欠席しても成立しています。

今回の発表会のチケット売り上げも、特別苦労しているわけでもないみたいです。

にも関わらず、なぜ今再びこぶしファクトリーが“出戻り”で研修生発表会に出演するのか。

こぶしファクトリーの救済以外の理由が思いつかないのですが、
何か他の理由があるのでしょうか?

こぶしファクトリーの救済自体は必要だと思います。
今こぶしが厳しい状況にあるは確かですから。

しかしそれを研修生公演でやるのはいかがなものかと思いますし、
もしそれによって“現役の研修生”に出番が減るなどのしわ寄せがくるのだとしたら、
僕は明確に反対です。



本来は簡単なことなんですけどね。

 

こぶし自体が嫌だという人はまずいないと思います。
ただ、こぶしが出ることで研修生の出番が減るのが嫌なのです。

ならば、こぶしファクトリーが2曲披露するとしたら2曲分、
3曲披露するとしたら3曲分、
セットリストを増やせば良いだけなんです。

そうすれば不満というのも、そんなには生まれないでしょう。

それをせず、それどころか現役研修生の曲披露の場を削ったりした過去
(一岡、井上ひ、堀江、小野田、高瀬による「背伸び」 )
があるだけに、釈然としないですね。


研修生発表会は誰のための公演なのか、と。


こぶしファクトリーを出すことは構いませんが、
それによって現役の研修生のチャンスが損なわれないことを強く望みます。

 

 

 

CDJournal2017年 8月号 (CDジャーナル)

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